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ランシステムによる「スペースクリエイト自遊空間」は複合カフェのパイオニア的な存在(同社公式サイトより)

池袋2丁目に東京本社を置き、池袋北口などに複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」を全国展開する株式会社ランシステム(日高大輔社長)は、「複合カフェにおける外国人集客」をテーマに駒澤大学経済学部の中済ゼミ(東京都世田谷区、中済光昭教授)と産学連携を行うと発表しました。

インターネットやマンガの閲覧環境に加え、ビリヤードやダーツ、卓球といったアミューズメントスポーツコンテンツを提供する「複合カフェ産業」は日本固有のビジネスであり、海外への認知と利用促進は今後の課題だといいます。

複合カフェは、単なるインターネットカフェにとどまらない点が特徴(ランシステムのフランチャイズ加盟店向け資料より)

今回の連携では、同大ゼミを中心に台湾中央大学の学生も協力し、SNSを活用したマーケティングを実施。在留外国人や海外からの外国人旅行者に対し、どのような効果が生まれるのかを継続して検証する計画です。「参加学生は座学ではなく、“本物の企業のマーケティング”を通して、SNS 活用スキルやマーケティングスキルを学ぶこと」(ニュースリリース)を狙いとしているとのことです。

ランシステムは1991年に創立した東証JASDAQスタンダードの上場企業。登記上の本店を埼玉県狭山市に置いていますが、実際の本社業務は池袋北口の東京本社で行っているといいます。今年5月にはインターネットまんが喫茶「Moopa!(ムーパ)」を運営していたIT系出版社・翔泳社系列のINCユナイテッドを買い取り、ムーパを自遊空間に順次リニューアルしています。

【関連記事】

池袋北口などのマンガ喫茶チェーン「Moopa!」は「自遊空間」にリニューアル(2017年5月18日)

【参考リンク】

駒澤大学経済学部 中済ゼミと自遊空間が産学連携(2017年7月21日、ランシステム)

株式会社ランシステムの公式サイト