今月配布が開始された「都バス乗り隊歩き隊 文芸散歩号」（東京都交通局のページより）
東京都交通局は季節ごとに発行している都バス沿線情報誌「都バス乗り隊歩き隊」の2017年12月「文芸特集号」をこのほど発行し、池袋駅東口を発着する2路線と、豊島区内を通る1路線の計3路線が特集されています。
今回の特集号は年に一度の臨時号という位置付けで、都バスを使った“文芸散歩”とのテーマで、作家や書籍に関する沿線スポットで構成しているのが特徴です。
取り上げられたのは、池袋駅東口から春日駅前を経由して東京ドームシティや一ツ橋を結ぶ「都02乙系統」と、同じく池袋駅東口と浅草寿町・雷門一丁目を結ぶ「草63系統」、練馬駅から南長崎や目白駅を経由して新宿駅西口を結ぶ「白61系統」の3路線で、いずれも池袋と豊島区に関係する路線でした。
今回取り上げられている3路線の詳細（東京都交通局のページより）
草63系統では、千駄木一丁目バス停近くの「文京区立森鴎外記念館」や荒川区役所前バス停付近にある「荒川区立中央図書館・吉村昭記念文学館（ゆいの森あらかわ）」を紹介。
都02乙系統は、東池袋四丁目バス停付近の東（あずま）通りにある天狼院（てんろういん）書店「東京天狼院」と、文京区小石川の伝通院前バス停近くの古刹で、永井荷風の随筆名ともなった「伝通院」を案内。
白62系統では、外苑東通りの牛込保健センター前バス停から徒歩2分の地に今年9月にオープンしたばかりの「新宿区立漱石山房記念館」と、南長崎二丁目バス停近くの南長崎ニコニコ商店街（トキワ荘通り）で2013年12月に設けられた案内施設「豊島区トキワ荘通りお休み処」を取り上げています。
都バス乗り隊歩き隊はWeb上でPDF版が公開されているほか、都営地下鉄の駅などでも配布されているとのことです。池袋駅東口から都バスで文学散歩をする際には活用できそうです。
【参考リンク】
・都バス「乗り隊歩き隊」の紹介（PDF版も公開）
