豊島区庁舎(としまエコミューゼタウン)の真横といえる位置、東池袋駅の1番出口付近から都電「雑司ヶ谷停留所」にかけての一帯「南池袋二丁目C地区」と呼ばれる約1.7ヘクタール(1万7000平方メートル)のエリアで再開発に向けた議論が進んでいます。
今年(2017年)2月には、都市の課題に対して国や地方公共団体と民間が三者一体で取り組む「国家戦略特区都市再生プロジェクト」に指定されています。
このエリアでは、雑司が谷や豊島新庁舎などとの「連続する緑のネットワーク」を形成するとともに、「賑わい・交流機能、子育て支援施設の導入及び高質な都心居住環境の整備」を行うことを目標としています。
具体的には、東池袋駅寄りの「北街区」と雑司ヶ谷停留所寄りの「南街区」のそれぞれに地上51階・地下2階の“タワー”を建設。
地下広場を設置するほか、低層部には保健所など区庁舎と連携した公共施設をはじめ、保育所などの子育て施設や高齢者施設、商業施設などを導入。上層部のマンションは「多様なニーズに対応した高質な居住機能」を備えるといい、約1450戸の住戸を設ける計画です。
現時点では2020年度(平成32年度=2021年3月まで)に着工し、2024年度(平成36年度=2025年3月まで)に完成させる予定となっています。
着工は早くても「2020東京五輪」時なので、完成はまだ遠く先のことですが、としまエコミューゼタウンに加え、東池袋駅から雑司ヶ谷にかけての一帯が区役所を中心に大きく盛り上がりそうです。
【関連記事】
・2019年から20年までに「池袋はここまで変わる!」、豊島区が広報特別号に掲載(2017年11月8日)
【参考リンク】
・南池袋二丁目C地区再開発等促進区を定める地区計画 都市計画(素案)の概要(PDF、市街地再開発準備組合などが作成、2017年12月13日、国家戦略特別区域会議「第13回東京都都市再生分科会」の配布資料より)
・南池袋二丁目C地区について(豊島区、これまでの議論)