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池袋駅の周辺では2020年以降も中長期的に実現する整備事業も多数予定されている(豊島区「池袋駅周辺地域基盤整備方針(案)」より)※クリックで拡大

池袋のまちづくりに関する将来像がまとまりました。豊島区はこのほど「池袋駅周辺地域基盤整備方針(案)」を公開し、来月(2018年3月)9日まで意見募集を行っています。「世界中から人を惹きつける 国際アート・カルチャー都市のメインステージ」の実現を目指し、さまざまな再開発や事業が2035年までに行われます

同方針案では、すでに整備が行われた南池袋公園をはじめ、池袋西口公園や中池袋公園、造幣局地区防災公園の4公園をアート・カルチャー活動の拠点として、周辺地区を含めさまざまな整備を行っていく方針とし、池袋駅と東池袋駅を“コア・ゾーン”と名付け、歩行者動線の確保や交通結節機能の向上などといった取り組みを行うとしています。

東西を結ぶ2つのデッキは中長期的な整備を予定する(豊島区「池袋駅周辺地域基盤整備方針(案)」より)

このなかでは、「池袋駅とまちの多面的な連携を支える『東西都市軸』の形成」を目標に、東口と西口の分断という課題解決策として、地上部における東西連絡通路(北デッキ・南デッキ)の整備や、地上と地下結節する空間の整備などを中長期的に実現させる方針です。

2020年までに旧区役所跡地などの再開発「Hareza(ハレザ)池袋」や西武鉄道池袋ビル、西口公園の再整備、びっくりガード上空デッキなどが完了した後も、まだまだ池袋の街が変化することになりそうです。

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2019年から20年までに「池袋はここまで変わる!」、豊島区が広報特別号に掲載(2017年11月8日)

【参考リンク】

池袋駅周辺地域基盤整備方針(案)をまとめました(豊島区、2018年3月9日まで意見募集中)