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2019年2月から丸ノ内線で運転が始まる予定の新型車両「2000系」のイメージ(ニュースリリースより)

東京メトロは来年(2019年)2月に丸ノ内線に新型車両の運転を始めると発表しました。1999年から運行している「丸ノ内線02系」と呼ばれる車両に代わるもので、2022年度(2022年4月~2023年3月末)までには53編成計318両を導入する計画としています。

新たな車両は「2000系」という名で、日本の地下鉄で初めてとなるCBTC(無線式列車制御システム)の導入を目指すなど、最新技術を採用していくのが特徴で、災害などで駅間に停止した場合でも最寄駅まで自走できる非常走行用バッテリーや、脱線時に自動で列車を停止させる脱線検知装置などを搭載します。

車内には小物が置けるテーブルや荷物掛け、充電が可能なコンセント(2口)も設けられる(ニュースリリースより)

一方、デザイン面では丸ノ内線の特徴である「地上」「活気」「先進的」という3つのキーワードにより、インパクトのある先頭部などの形状や、四季にも映える鮮やかな赤系のグローイング・スカーレット(Glowing Scarlet)と呼ばれるカラーを車体に取り入れています。

車内の快適性向上にも力を注いでおり、従来の約1.4倍という冷房能力を持った冷房装置の導入や、一人あたりの座席幅を拡大するとともに座り心地を向上させ、小物が置けるテーブルや荷物掛け、充電が可能なコンセント(2口)を6両編成の各車両に設置する計画です。

池袋と都心部を結ぶ重要路線だけに、新型車両も東京メトロを代表するものとなりそうです。

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【参考リンク】

丸ノ内線新型車両2000系を導入します(2018年3月26日、東京メトロ)