【避難所で一晩過ごしてみたレポート(台風19号)豊島区版】
※こちらの記事は、池ブルックリンのサイトより流用しております。<流用元:http://ikebrooklyn.jp/2019/10/15/report_hinanjo/>
避難所で一晩過ごしました
2019年10月12日・13日に首都圏を直撃した台風19号。
私たちが住む豊島区(また、近隣の区)でも、避難警報が発令されました。
私は0歳の子供がいるので、今回は早めに避難。
そのまま一晩避難所で過ごしました。
また、他の避難した人の体験談をできるだけ聞いてみてまとめています。
災害時の避難方法として、参考になる部分があればいいなと思いレポートとしてまとめました。
記事作成:織田博子
食を旅するイラストレーター/マンガ家。
「世界家庭料理の旅」をテーマとして、ユーラシア大陸一周半旅行に行ってきました。
池ブルックリンでは絵と食べるの担当。
公式サイトはこちら
旅のコミックエッセイ「女一匹シベリア鉄道の旅」、「女一匹シルクロードの旅」、「女一匹冬のシベリア鉄道の旅」「女一匹冬のシベリア鉄道 特製余録」(イースト・プレス)
避難警報「避難レベル3」朝9時に発令!
連休最初の朝、聞きなれない警報で飛び起きました。
画面には「避難レベル3」。高齢者や体の不自由な人が、避難を開始するレベルです。
豊島区では朝9時に警報が発令。
首都圏が暴風域に入るのは21時頃を想定されていたため、かなり早い発令でした。
避難した理由
生まれて初めての避難勧告に、夫と意見が割れました。
私は「0歳児もいるので、避難を開始したほうが良い」という考え。
夫は「避難するほどではないのではないか?」という考え。
しばらく意見を交わしましたが、ただならぬ雰囲気に子どもが不安定になったため、念のため早めに避難を開始しました。
結果的にはこの早めの避難は正解だったと思います。
また、今後起こるかもしれない、より重大な災害の際にも、この避難経験は役に立ったと思います。
小学校に避難
「東京防災」という本を確認して、適当な持ち物を持っていきました。
また、その本に「近親者に避難先を連絡しておく」と書いてあったので、実家に連絡しました。
1階なので、床上浸水が起こった時のことを考え、低いところの家電を上にあげたり、コンセントを抜いたりしたのち、避難を開始しました。
歩いて行ける避難所で、最も近い避難所に避難をしました。
※避難所が開設されるという情報をインターネットで得てから行きました。今回の災害では、限られた数の避難所しか開かれなかったようです。
途中、雨風が強く、道が水浸しになっていて、子ども連れでの移動はやや手間がかかりました。(普段の3倍ほどの時間がかかった)
避難所では避難者リストに名前と連絡先を書きました。
体育館に案内されましたが、すでに10数名の方が避難されていました。
早めに着いたので、便利な場所を確保できたり、食料や水を配給してもらえました。
落ち着いた後は、余裕があるときにボランティア活動をしました。
早めに来たことで、気持ちに余裕が生まれ、周りを見たり助け合ったりすることができる、と気づいたのは大きな収穫でした。
この経験はもし次の災害があった時に役に立つと思います。
施設に備蓄されていたもの・設備
場所によって異なりますが、公共施設のせいか以下のような充実した備蓄・設備がありました。
■この記事を書いたのは?
豊島区を楽しむ人たちのプロジェクト「池ブルックリン」
「池ブルックリン・プロジェクト」とは…
池袋その周辺をニューヨークのブルックリンのような多様性がある街にすべく、ディープでカオスな池袋(豊島区)の面白い人、モノ、コト、食を発信するプロジェクト。
webメディア(http://ikebrooklyn.jp/)やフリーペーパー、MIOSK(ミオスク)http://ikebrooklyn.jp/miosk/を通して、情報発信をしている。