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藤久ビル東5号館の1階部分、通りから見える場所に西武と京急の車両が登場

南池袋パーク街沿い(池袋駅39番出口近く)のジュンク堂池袋本店の並びで建設が進んでいる14階建てオフィスビル「藤久(とうきゅう)ビル東5号館」(南池袋2)で、外から見える1階部分に西武鉄道と京浜急行の鉄道車両が展示され、通行人の驚きを誘っています。

同ビルは約1620平方メートルの駐車場跡地を使い、2015年5月から高さ69メートルの地上14階・地下1階のオフィスビル建設を行っており、今月(2017年6月)末に建物が完成予定となっています。

地上14階・地下1階の「藤久ビル東5号館」は6月末には建物が完成する

南池袋パーク街に面した1階部分では、すでに「丸善(MARUZEN)」の看板が掲げられるとともに、鉄道車両もお目見えして、通行者が見られるようになっています。これは実際に使っていた鉄道車両の先頭部分だけを切り取った「カットモデル」と呼ばれるもので、スペースの少ない博物館などではこうした形での展示が行われることがあります。

同ビルの建設主は株式会社文英土地建物(豊島区目白)で、同社の社長をつとめる後藤文男さんはかつて鉄道趣味関連の出版社に勤め、「西武の赤い電機」(2001年、交友社)や「ファンタスティックトラム」(2016年、同)といった鉄道書籍の作者としても知られます。鉄道車両の展示はこうした影響があるのかもしれません。

テナントの「丸善」は文具やカフェが中心となる見通し

なお、同ビル内ではテナントとして「丸善池袋店(仮称)」がオープンする予定となっていますが、同じ通りの至近距離に同じグループのジュンク堂池袋本店があることから、文具やカフェを中心とした店舗となる見通しです。

【参考リンク】

藤久(とうきゅう)ビル東5号館の場所(グーグルマップ)