西武鉄道の「Sトレイン」に使われている新型車両が“子育てにやさしい車両”としてこのほど表彰されました。これはNPO法人キッズデザイン協議会が今年(2017年)に行った第11回キッズデザイン賞で「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」を受賞したものです。
同賞は「子どもを産み育てていく上で配慮のあるデザイン」などを表彰するもので、西武の新型車両は「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトに、通勤・通学での利用者に加え、子どもやベビーカーを利用者など、「乗車される方同士が心地よく過ごせる空間を目指しました」(同社)といいいます。
この「40000系」と呼ばれる車両内には、車イスやベビーカーの利用者をはじめ、大きな荷物を持つ乗客も快適に利用できる「パートナーゾーン」を設置。車いすやベビーカーを固定することができる設備や、軽く腰掛けられる新しいデザインの座席のほか、子どもが車窓の風景を楽しめるように従来より窓を大きくするなど、「電車に乗る楽しみ」も提供しているのが特徴です。
40000系は、有楽町線や東急東横線を結ぶ座席指定列車「Sトレイン」に使われているほか、池袋線の列車では、座席の向きを窓側に背を向ける形のロングシートに変えて使われています。
(※)見出し左側の写真は西武鉄道の40000系(ニュースリリースより)
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【参考リンク】
・40000系車両が「第11回キッズデザイン賞」『子どもたちを産み育てやすいデザイン部門』を受賞(PDF、西武鉄道)
・40000系車両の詳細について(西武鉄道)