昨年(2017年)10月に「としま産業振興プラザ(IKE-Biz=イケビズ)」の7階でリニューアルオープンした「豊島区立郷土資料館」では、今月(2018年1月)から3月にかけて記念企画展や展示の見どころ解説などが予定されています。
郷土資料館は1984(昭和59)年に勤労福祉会館(現としま産業振興プラザ)の7階でオープンし、同会館の刷新にともない2015年12月から長期間にわたり休館した後に、同じ場所でリニューアルしました。
豊島区域にフォーカスし、地層の剥ぎ取り標本によって伝える「大地の誕生」に始まり、旧石器時代の石器類から江戸時代の古文書などで歴史を概観し、明治維新から現在にいたる「近代都市への道」につながります。大正の関東大震災以降に人口が増え、「池袋モンパルナス」などの文化が誕生したり、巣鴨監獄(現サンシャインシティ)が置かれたり、戦後の池袋に闇市が立ち並んだり、特に近現代の展示物は見どころです。
リニューアル後の展示物について、今月20日(土)を皮切りに、2月17日(土)と3月11日(日)の3日間は14時から40分間にわたって同館学芸員による解説が行われます。
また、昔の暮らしを体験するための和室を再現展示などが行われているリニューアル記念の企画展「学びと暮らし」が今月28日(日)まで行われるほか、続く2月6日(火)から3月25日(日)までは第二弾の企画展「アトリエのときへ~10の小宇宙」と題し、戦前に文化を発信した池袋モンパルナス(アトリエ村)の5人の作家の映像などが初公開されます。
入場は無料で、開館は9時から16時30分。休館日は毎週月曜日(月曜が祝日と重なる場合はその翌日も休館)と第3日曜日、祝日などとなっています。
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