machikochi(マチコチ)

池袋西口公園が全面リニューアルされる予定です。豊島区では「日本では初めてと言えるような、他に類のない劇場公園」(同区)にする考えで、ステージ(舞台)を大幅に刷新するほか、大型ビジョンを設置したり、トイレを新しくしたりするとともに、公園内に観光案内所も新設する構想です。

豊島区が2017年5月に公開した「池袋西口公園等整備基本計画策定業務プロポーザル実施要項」より

現在、着々と進められている池袋西口公園のリニューアル計画は、「劇場広場化プロジェクト」と名付けられ、「西口エリアの顔となるような文化拠点を整備する」(豊島区)としています。

公園の目玉となる新たなステージについては、豊島区によると、

  • ダンス、ミュージカル、演劇などに加え、オーケストラの演奏も可能な舞台装置
  • ステージと一体となった大型ビジョンの設置/災害時の情報発信、オリンピック・パラリンピックのパブリックビューイングにも利用可能
  • 指向性の高い音響システムの導入で、周囲への環境に配慮
  • 大型ビジョン、照明、音響機材を集中管理できる施設の設置
  • イベントに必要なテント、パイプ椅子の収納スペース、出演者控室の確保

新たなステージは東京芸術劇場と調和のとれたデザインとする考え(同プロポーザル実施要項より)

といった方向性が示されており、これらは東京芸術劇場と調和のとれたデザインにする考え。今年(2017年)11月までに具体的なアイデアをまとめ、2018年8月までかけて設計を行った後、2019年1月から10月にかけて工事を実施。同年11月にオープンさせる計画です。

なお、豊島区では西口公園に続き、旧豊島区役所跡地周辺の「Hareza(ハレザ)池袋」の再開発エリア内にある「中池袋公園」も刷新。さらに昨年(2016年)10月に閉鎖した造幣局東京支局(東池袋4)の跡地を使って2020年までに新たな公園も設置する予定です。2016年4月にリニューアルを完了させた「南池袋公園」(南池袋2)と合わせて、「4つの公園をつなぎ、劇場化する」という構想を描いています。

【2017年11月追記】池袋西口公園は『劇場公園』として2019年秋に全面リニューアルする予定となっている(広報としま2017年11月1日号より)

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【参考リンク】

都市空間の劇場化「4つの公園整備構想」PDF、豊島区平成29年度予算重点事業、12ページ参照)

池袋西口公園等整備基本計画策定業務プロポーザル実施要項PDF、豊島区)