machikochi(マチコチ)

東武東上線の7時30分から8時台後半までに池袋駅へ到着する「急行」や「準急」の混雑がより激しくなっていました。東武鉄道はこのほど今年(2017年)11月現在の平日朝ラッシュ時間帯の車両ごとの混雑の目安を公表しました。8月末に発表された目安と比べ、より混雑状況が悪化していました。冬場は乗客の服装が厚着となるため、車内環境はさらに厳しいものとなりそうです。


6時29分から9時25分までに池袋駅へ着く28本の「急行」「準急」の車両ごとに2017年11月現在の混雑目安を示した資料(東武鉄道の資料より)

これは東武鉄道が混雑ピーク時間帯を避けた通勤・通学を促すために、池袋駅に6時29分から9時25分に着く28本の列車の車両ごとに混雑の目安を示したものです。

特に悪化していたのが池袋へ7時39分から8時55分に着く15本の急行と準急で、10両編成のうち、大半の車両で1車両あたり160人程度が立っている「かなり混雑」と判定されています。これは5段階のうちもっとも混雑している状態です。

なかでも川越市を7時25分に出発し池袋に8時10分に着く「森林公園駅始発の準急」と、川越市を7時51分に出発し池袋に8時30分に着く「小川町始発の急行」の2本は“最悪”といえる状態で、成増駅から池袋到着までの12分から13分間は女性専用車両を含め、全ての車両がぎっしり詰まったままで耐えることになります。

このほかの電車でも似たような状況で、進行方向から4両目と9両目、女性専用車の10両目が5段階中4段階目の混雑となる1車両あたり130人程度立っている「混雑」と判断されており、他の車両よりほんの少しましな程度です。

池袋着7時35分までと、9時3分以降の列車は混雑状況が緩和されるため、可能な場合は時差通勤・通学を行うか、混雑しない確率が高い4両目や9両目などの車両を選ぶのがよさそうです。

【関連記事】

<東武東上線>朝ラッシュ時の池袋駅到着列車、車両ごとの混雑状況を公開(2017年9月1日)

【参考リンク】

最新版「朝の混雑ピーク時間帯を避けた通勤・通学にご協力お願いいたします」PDF、東武鉄道、※2017年11月現在の混雑状況)