machikochi(マチコチ)

豊島区は旧区役所の本庁舎や豊島公会堂の跡地などを使った再開発エリアの愛称について、公募により「Hareza(ハレザ)池袋」に決めたと発表しました。全国から5065通の応募があったなかで「ハレの場」と劇場など多くの人が集まる「座」を合わせた愛称だといいます。

左から本庁舎跡の32階建てのオフィスビル、豊島公会堂跡の8階建て「(仮称)豊島区新ホール」、豊島区民センター跡の9階建て「新区民センター」(2016年12月8日、豊島区「旧庁舎跡地・周辺まちづくりに関する説明会」資料より)

同再開発エリアは、区役所の本庁舎と豊島公会堂の約6686平方メートルと、隣接する旧豊島区民センター(約730平方メートル)や生活産業プラザ(約574平方メートル)、さらに中池袋公園(約1785平方メートル)も合わせると約9800平方メートル弱におよびます。

このうち本庁舎跡は32階建てのオフィスビルを建設。低層階の2階から6階には計1700席10スクリーンのシネマコンプレックス「TOHOシネマズ池袋(仮称)」や店舗(1階)とし、2020年5月に完成させる予定。豊島公会堂跡には、8階建て約1300人収容の「(仮称)豊島区新ホール」が2019年4月に新設されます。

両敷地は区が70年以上にわたって東京建物とサンケイビルに約191億円で貸し出し、2社が土地を借りる形で再開発を行っています。

「Hareza(ハレザ)池袋」の対象敷地(同区説明会資料より)

一方、豊島区民センター跡は、約500人収容の「多目的ホール」や各種会議室などを備えた9階建ての「新区民センター」を新たに区が2019年秋に建設。隣の「生活産業プラザ」で担っている貸し会議室などの機能を移し、生活産業プラザは事務所として活用する計画です。

これら3つの建物は路上デッキで結ぶほか、中池袋公園は3棟のビルの真正面に位置する広場として活用される予定です。区は各種ホールと大型映画館を集めた“文化にぎわい拠点”とし、「国際アート・カルチャー都市」のシンボルエリアとしたい考えです。

エリア図と事業の枠組み一覧(区の記者会見資料より)

【参考リンク】

庁舎跡地エリアの愛称「Hareza(ハレザ)池袋」に決定(豊島区役所、2017年3月28日)

旧庁舎跡地の活用について(豊島区役所)

「豊島区民センター改築基本計画(案)」について(豊島区役所)

TOHOシネマズ 池袋(仮称)「Hareza(ハレザ)池袋」 内に 2020年 夏オープン(予定)PDF、2017年3月28日、TOHOシネマズ株式会社)