machikochi(マチコチ)

旧豊島区役所の本庁舎や豊島公会堂の跡地などを使った再開発エリア「Hareza(ハレザ)池袋」で、旧公会堂の跡地で来年(2019年)秋のオープンが予定されている8階建て約1300人収容の「(仮称)豊島区新ホール」について、豊島区の高野之夫区長は、同年10月から翌年9月までの“こけら落とし期間”に宝塚歌劇と歌舞伎を中心とした公演を行う予定であることを明かしました。

ハレザ池袋の完成予想図、左が本庁舎跡の32階建てのオフィスビル、真ん中が豊島公会堂跡の8階建て「(仮称)豊島区新ホール」、右側が豊島区民センター跡の9階建て「新区民センター」(「豊島区平成30年度予算案重点事業」の説明資料11ページより)

今月(2018年2月)14日の区議会定例会で同区長が述べたもので、同ホールの条例上の名称を「豊島区立芸術文化劇場」とする一方、命名権を売却する「ネーミングライツ」を検討しているといいます。

4月から始まる2018年度については、「(新ホール部分以外の運営を担うポニーキャニオンやドワンゴといった)これら事業者と新ホールの指定管理者が具体的な運営について内容を詰め、着実に準備を進めてまいります」(同区長)と説明しました。

旧豊島公会堂の跡地に建てられる「豊島区立芸術文化劇場」は、ハレザ池袋のなかで“新ホール棟”と呼ばれ、隣に建てられる32階建てのオフィスビル・シネマコンプレックスとともに、東京建物とサンケイビルに区が土地を貸し出し、両社が開発を行っています。今年度は施設のオープンへ向けた動きが加速しそうです。

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東池袋で「ドワンゴ」が存在感、再開発エリアの新ホールにライブ劇場やスタジオを開設(2017年10月19日、区のホール部分以外にもドワンゴがライブ劇場「ニコファーレ池袋」などを設置する)

区役所の跡地エリアは「ハレザ池袋」、36階建てビル内シネコンや新ホールなど建設(2017年3月30日)

【参考リンク】

平成30年 第1回区議会定例会 招集あいさつ・所信表明(豊島区、2018年2月15日)