旧「豊島公会堂」の跡地に建てられる2019年4月に竣工(完成)する新ホール棟に、ドワンゴがライブ劇場「ニコファーレ池袋」と新たなサテライトスタジオを設けることが同社などから発表されました。
ニコファーレ池袋は「最新の映像技術や通信技術を駆使した未来型ライブ劇場」(ドワンゴなどのニュースリリース)だといい、ドワンゴはネーミングライツを取得したもの。管理や運営はフジサンケイグループの音楽・映像ソフトメーカーであるポニーキャニオンが行い、ドワンゴはコンテンツ企画や技術面で協力する形だといいます。
「通常の音楽ライブだけでなく、最新技術とインターネットを使用したバーチャルキャラクターによるライブパフォーマンスやアニメ・ゲーム関連のステージイベントなど、幅広いコンテンツを発信していきます」(同)としています。
一方、同ホールの1階店舗(テナント)部分にオープンするサテライトスタジオでは、「niconico特有のコメント機能を活用した演出を織り交ぜながら多彩なエンタテインメントコンテンツをインターネット放送でお届けします」といいます。
なお、ドワンゴは2014年10月からイベントスペース「ニコニコ本社」を同じ東口の「池袋P’PARCO(ピーダッシュパルコ)」内に設けており、池袋東口での存在感が高まりそうです。
新ホールが設けられる再開発エリア「Hareza(ハレザ)池袋」は、約1300人収容の「(仮称)豊島区新ホール」とニコファーレ池袋(ライブ劇場)、テナントが設けられる8階建ての新ホール棟をはじめ、32階建てのオフィスビル(旧豊島区本庁舎跡)や9階建ての「新区民センター」(旧豊島区民センター跡)、中池袋公園(約1785平方メートル)も合わせて一体的に開発。豊島区では各種ホールと大型映画館を集めた“文化にぎわい拠点”とし、「国際アート・カルチャー都市」のシンボルエリアとしたい考えです。
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【参考リンク】
・池袋の新ランドマーク・Hareza池袋にライブ劇場「ニコファーレ池袋」&新サテライトスタジオ 2019年にオープン(2017年10月17日、ドワンゴ)